年齢に関係ない薄毛の原因！AGAについて

薄毛にはいろいろな原因があると考えられていますが、AGAとはその原因の一つとして近年注目されています。AGAとは「男性型脱毛症」のことで、遺伝やホルモンの影響によって起こる脱毛症だと考えられています。おもに加齢によって起こる薄毛や脱毛とは区別されており、30代～50代、または20代といった比較的若い年代でも起こりうる症状であるという特徴があります。またこの症状は「男性型脱毛症」と呼ばれていますが女性でも起こることが知られており、女性の場合は、男性のように局部的な脱毛ではなく全体的に薄くなるという特徴があります。

AGAのメカニズムは、簡単に言えば、DHT（ジヒドロテストステロン）と呼ばれる強力な男性ホルモンが、髪の毛を成長させる毛母細胞の働きを低下させることで薄毛や脱毛が起こすというものです。また脱毛のパターンには、頭頂部・額の生え際・前頭部から進行するパターンや、それらが複合したものなど、さまざまなパターンが見られます。AGAの治療法としては、「フィナステリド」と呼ばれる薬を処方することが有効であるとされています。もともとこの薬は前立腺肥大などの治療を目的に開発された薬ですが、偶然に発毛効果が認められ、現在ではAGAの特効薬として知られるようになりました。

ただし女性の使用に関しては、その適正が認められていないということも注意すべきでしょう。ほかにも「ミノキシジル」と呼ばれる血管拡張作用のある薬があり、フィナステリドと併用することが望ましい薬として紹介されています。